原油価格高騰は、一体なんだったのか。

hotcreationjp2006-09-24

今回の数年にわたる原油価格の上昇の原因は、ブッシュ政権による戦略原油備蓄と、ヘッジファンドによる投機によるものだと断言します。

原因①:ブッシュ政権は、9・11の起こった2001年9月以降、米国の原油消費量の1割に当たる量の、戦略備蓄を開始し、原油需給を意図的に崩しました。

原因②:ブッシュ政権と連携した世界のヘッジファンドは、一気に巨額の投機資金を原油先物市場にぶち込みました。

過去15年間の価格動向を表しています。2002年初めから、原油価格が上昇の一途を辿っているのが分かります。

今年4月から9月までの原油価格です。ブッシュ政権が戦略備蓄を停止した今年の8月以降、明らかに原油価格は低下しています。

原油高騰の数年間、世界のオイル・メジャーは空前の利益を上げました。またヘッジファンドは年間配当が軒並み50%を越える高配当を実施しました。ブッシュ政権も潤ったに違いありません。

原油価格の高騰の理由としてよく、中国の影響とか生産設備の老朽化がいわれますが、それはウソです。需給はバランスを保っていました。

途方もない戦略備蓄を、ニューヨークの先物取引値段に影響するように、意図的に操作したのです。原油値段が上昇し始めた2003年に於いても、世界の原油需給は悪くありません。

ブッシュを支える4大石油資本(エクソンモービルシェブロン・テキサコ、BP、ロイヤル・ダッチ・シェルの4社)は、「まるで毎日札を刷っているようだ」と笑いが止まらないそうです。2004年から約10兆円を稼ぎだし、特に今年に入ってからの利益は既に2兆5千億円に達している。

この動きにあわせ、ブッシュは自分の再選時期もあり、イラク戦争を勃発させたのだ。4台メジャーを担うイギリスがイラク戦争に参戦したのも納得のいく話ですね。

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